四季報通読
3月15日(金)に四季報が発売されました。
早速、通読に取り組んでいます。
PER1000倍を超す、Kudan(4425)
AIやクラウドサービスなど、人気テーマ企業は、100倍を超すPERで取引されていることが散見されます。
PERが100倍ということは、現在の1年間の利益の100倍の価格で取引されている、ということです。
一般的な会社は、PER 10~20倍 で取引されていますから、PER100倍の会社は、利益が5~10倍に伸びることが株価に織り込まれていると考えます。
パラパラと四季報をめくっていて、目を疑いました。
2019年3月期利益に対してPER1397倍、2020年3月期利益に対してPER1274倍!!!!
Kudan(4425)という会社で、人工知覚の研究開発をしているそうです。
(出典:ヤフーファイナンス)
PER1200倍という株価には、利益が50倍になることが織り込まれていると思います。
驚くべきことに、Kudanの従業員数は14人だけ。従業員一人あたりの時価総額は100億円です。
時価総額100億円と言えば、立派な上場企業です。
ここまで従業員あたりの時価総額が高いと、従業員の方が風を引かないか、怪我をしないか、色々と心配してしまいそうです。
所感
利益が出ている会社で、PER1000倍以上という事例を、初めて見た気がします。
(特殊要因で利益が極端に低く押さえられていて、例えば100万円の利益に対して時価総額100億なので、PER10000倍という例はあります。)
あまりに高いバリュエーションには、人工知能分野のバブルの匂いがします。
Kudan社の今後の経営実績が楽しみです。
Happy Investing!!