ローマ法王庁#3が、少年への性的虐待で有罪判決を受けた
ペル枢機卿が少年への性的虐待の罪で有罪判決を受けたというニュースが出ていました(BBC、日経)。
現在ペル枢機卿はローマ法王庁で3番目の地位にあるということで、有罪を受けるカトリック教会聖職者としては最高位だということです。
Wikipediaによれば、21世紀に入ってから世界中でカトリック聖職者による性的虐待が発覚しているようです。
考え事
これまで隠してこれた不祥事が発覚しているカトリック教会の様子は、昨今の日本企業や政府の不祥事発覚と似たものを感じます。
当人たちにしてみれば、これまで通りの行動を続けているだけなのでしょうが、告発者を抑えきれなくなっているように感じます。
背景には、①個人に対して相対的に組織の力が低下していること、②SNSなどで個人の発信力が強くなっていること があるような気がします。
宗教に対しても、厳しいコンプライアンスの目が向けられ批判の声があがる現状は、良いことだなと思います。
ただし、問題の根絶は難しいと予想します。
不祥事を起こした企業を見ていると、1回の発覚で終わることは少なく、残念ながら氷山の一角であったことの方が多いように思います。
バフェットさん曰く「ゴキブリを一匹見たら、もっとたくさんいると思え」。
この問題を契機に、ますます透明性のある、ガバナンスの効いた組織になりますように。
Happy Investing!!
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