買物リストのすゝめ
私は次の手順で企業調査を行っています。
① 四季報を通読して、興味のある会社を書き出す。
② 書き出した会社につき、一社づつ調べていく。
③ 事業内容を理解でき、企業価値を算出できる企業について、買い物リストに載せる
④ 新しい四季報が発売されると、また①から繰り返す
9月15日(金)の四季報秋号の発売を前に、滑り込みセーフで夏号の①~③が完了しました。今回は、興味を持てた会社が約450社。そのうち228社が買い物リストに載りました。
Lauren Templetonのアドバイス
グローバル・バリュー投資の父ともいわれる、John Templetonの姪にあたるLauren Templetonさんが動画で買物リストの効用について語っています。市場暴落時には買い物リストを取り出し、買い向かうのだそうです。あらかじめ買い物リストを用意しておくことで、慌てることなく行動することができるそうです。私はまだまだ経験が足りず、買い物リストを用意して割安であることが分かっていても、「もっと安くなるかもしれない」などと欲を出して行動が遅れてしまいます。買い物がリストがなければ、もっと出遅れているのかもしれません。素直に行動できるようになりたいものです。
Eric Cinnamondのアドバイス
中小型株で絶対リターンを目指す投資を行っている方を取り上げたポッドキャストです。この中で、Ericさんも米国企業200~300社の買い物リストを常にアップデートしていると語っています。
買い物リストを見て思う事
時価総額
時価総額別に見てみると、以下のようになっていました。
私の買物リストには大企業から超小型企業まで万遍なく含まれているようです。一方、全上場企業3,725社に対しての買い物リスト掲載率は6%でした。時価総額1000億円以上の大企業に関しては全上場企業の10%という掲載率で安定していますが、小型株になると企業間のバラつきが大きく、掲載率が下がってしまうようです。
割高・割安
私が考える適正価格からの乖離幅ですが、割高な企業が約100社。割安な企業が約130社。私は、Benjamin GrahamやMohnish Pabraiに倣って大きな安全域を求めています。基本的に、適正価格の半額以下でしか購入しません。そのような投資チャンスは、現在7社くらいしかないように思います。
「せんみつ」とはよく言ったもので、1,000社に3社くらいしか投資に値する会社はないということです。これはという投資チャンスはなかなかないものですが、また淡々と四季報秋号に向き合っていきたいと思います。
Happy Investing!!
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