長期業績レポート
メモ
今日の2社は古河グループに属しています。古河市兵衛(1832 – 1903)が1877年に足尾銅山を買収。大鉱脈を掘り当てたことから多角化が始まります。親会社の一部門として新規事業に取り組んではスピンオフするのが古河グループの特徴です。
以下が、古河機械金属から派生した主要5社です。現在の時価総額を比べると、子が親を超え、孫が子を超えて、、、ファナックまでつながっていることが分かります。ファナックから次の大企業が生まれるのでしょうか?
1875年 古河機械金属(鉱山開発) 970億円
1884年 古河電機工業(電線製造) 2900億円
1923年 富士電機 (電気機器製造) 4800億円
1935年 富士通 (通信機器製造) 1兆4000億円
1972年 ファナック (工作機械制御機器製造) 4兆6000億円
古河グループには、時流を捉えて形にすることできるDNAがあるのかもしれません。そして、こうした歴史を知るにつれ、「スピンオフした企業は投資対象として面白い」とするCharlie Mungerの言葉を思い出します。
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Happy Investing!!
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