長期業績レポート
メモ
大平洋金属はニッケル鉱石を購入製錬し、ステンレス鋼を作るときに必要なフェロニッケル製品を製造しています。
大ざっぱに利益を考えると、次のような式になります。
(フェロニッケル単価ーニッケル単価 x 歩留まり) x 販売量
4つある変数のうちの歩留まりは自助努力でコントロールできるでしょうが、残りの3つはお天気次第です。
コントロールできない要素を前提にした中期経営計画はあてにならない
コントロールできない主要変数が3つあるにも関わらず、大平洋金属は3年に1回中期経営計画を発表しています。そして、2007年度から2015年度の計画と実績を比較する限り、下図のようにさっぱり当たりません。つまり、コントロールできない主要変数を予測することは、専門家である事業会社でも難しいということでしょう。
業績予想は難しい
会社が立てた3年先の中期計画ですら大きく外れてしまう事業への投資は、私は難しいと感じました。ニッケルについては素人同然ですし、仕方なしにBS上の清算価値に基づいた価値判断をすることになるでしょうか。
Happy Investing!!
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