株価サイクルの4フェーズ
上の投稿で、株価の変動を投資リターンと投機リターンに分けて考えることを紹介しました。
今回は、株価サイクルの4フェーズを考えてみたいと思います。
① 業績回復期
業績(EPS)は改善し始めますが、市場心理はまだ懐疑的で、PERは横ばいに推移します。
最近のサイクルで言えば、2010~2012年でしょうか。
② バリュエーション拡大期
業績の改善が続き、この景気回復は本物だ!と市場心理も改善します。
EPSとPERの双方が拡大することで、株価は大きく上昇します。
最近のサイクルでいえば、2013~2014年でしょうか。
③ 業績鈍化期
景気回復効果も一巡し、業績の伸びが鈍化してきます。
一方、市場心理は引き続き強気で、業績鈍化は一時的だと考え、高いバリュエーションを維持します。
最近のサイクルでいえば、2015~2018年でしょうか。
2013年の株価急騰から、株価横ばいという銘柄が目につきます。
市場期待ほどに業績が伸びていないことが原因だと思います。
④ バリュエーション縮小期
景気悪化による業績悪化の確度が高まり、市場心理が冷え込み、PERが低下します。
EPS低下+PER低下=株価大幅下落 となります。
現在地を確認しよう
②の時期はどんな株でもだいたい上がりますし、④の時期はどんな株でもだいたい下がります。
サイクルにおける現在地の確認は、大切だと思います。
現在は、①~④のどこでしょうか?
Happy Investing!!
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